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30分間-エンパワーメント・カウンセリング&コーチングの進め方
ケース1 25歳(入社3年目)

「30分間エンパワーメント」の3つのステップについて前回ご紹介しました。今回は、その具体的なケースをご紹介します。

【3つのステップ】

1)ステップ1
①カウンセリング&コーチングの目的の明確化(課題の明確化)
具体的な悩みや課題がある場合はその主訴にそって進めていきます。しかし教育的、自己成長的カウンセリング&コーチングなので下記の補助シートを使用して課題を明確化しています。補助シートに日頃感じていることで該当する項目に印をつけて課題を明確にします。

②自己理解:SPトランプによる自己理解。自分にピッタリするSPトランプを10枚選んだりピッタリくるように配置することにより内面を理解する。
SPのマークや数字の傾向から行動特性を知る。

③自己受容:課題にマイナスに働くSPの理解と受容。

2)ステップ2
自己調整:課題にプラスに働くSPを知り、1)①の課題解決の糸口を知る。

3)ステップ3
自己統合:課題にプラスに働くSPの活用と育成を行い、自己効力感を高める。


ケース1. 25歳男性(入社3年目) 

ステップ1

①カウンセリング&コーチングの目的の明確化(課題の明確化)

仕事は慣れてきたが自分から積極的な行動ができない。また会議で自分の考え方を発表できない。まだ自分に自信を持つことができない。

上記のカードの説明
自分の【下段】根底には心配屋、小心者が存在している。これは子供の頃から
その傾向にあった。そして仕事や何しても面倒くさがり屋と他者との関係でナーバスになるところがある。そのことが【中段】の優柔不断な迷子や言い訳、そして人との関係において恥ずかしがり屋となってあらわれる。しかし【上段】にあるように人に対しては思いやりを持ち、仕事に対してはコツコツと努力家であろうとしている。


SPトランプのマークの傾向
SPトランプのマークの傾向から自分の行動特性を見ると、ダイヤ・クラブマークが多く行動は受動的傾向にある。また基本的欲求は人から受け入れられたい受容・所属欲求と、間違いをおかしたくない、リスクをおかしたくない安全・正確欲求が強いように思う。数字的には比較的低いものが多い。特に【下段】【中段】は低い。社会通念上、弱みとされるカードが多い。

積極的な行動ができないことに関してはもし失敗したらどうしようといった心配屋がでてくる。また自分の経験していないことを行うことにためらう小心者がでてきる。
会議で自分の考え方を発表できないことについてはついついまわりがどのように自分の意見を聞いているかが心配であり、みんなの期待にそえない意見を述べているのではないか、場違いなことを言っているのではないかと周りが気になる。


ステップ2
自己調整:課題にプラスに働くSPを知り、1)①の課題解決の糸口を知る。
まだまだ自分に自信を持つことができないのが自分の課題である。具体的には積極的に行動でき、会議等で自分の考えを発表できれるようになりたいと考えている。そのためには次の2つのSPを活用し育成していきたい。
一つは「チャレンジャー」であり、二つ目は「堂々さん」である。





ステップ3
課題にプラスに働くSPの活用と育成を行い、自己効力感を高める。

「チャレンジャー」の活用・育成計画
1.仕事の場面でいきなりリスクのあることは心配屋がでてくるのでリスクの少ない新しい仕事にチャレンジし、徐々にハードルを高めていく。
2.会議の中で1回は発言するように心がける。

「物おじしない堂々さん」の活用・育成計画
1.新しいことにチャレンジして失敗しても、自ら選択してチャレンジしたことを自覚し、その結果について責任を持つ。
2.会議での発言が他者の賛同を得られなくても、却下されても発言した自分を認めてやる。

コメント
このケースは入社3年目の人がよく持つ悩みや課題をまとめたケースです。よって実在の個別のケースでありません。一般的に企業研修では個別のカウンセリング&コーチングではなく、集合研修で各自が自分の悩みや課題を解決するグループカウンセリング&コーチングという形態をとっています。入社3年目の人が抱えている課題には次のようなものがあります。(ランダムに選んだ280名の受講生が選出した項目)

1位 自分のビジョンや目標を持つ(43名)
2位 自分の意見や考え方を上手に伝えることができる(36名)
3位 自分から進んで意見や考え方を伝えることができる(34名)
4位 感情のコントロールができる(20名)
5位 決定したことを実行に移すことができる(15名)

下図は主体性確立の段階を示しています。第1段階は他者に依存、集団に依存している段階で没個的状態です。第2段階は他者や集団への依存から独立し、自己主張できる段階です。第3段階は他者や集団と共存共栄できる段階でWIN/WINの関係が構築できる段階です。そして第4段階はチーム・組織・コミュニティー・地球・宇宙といったより大きな(上位の)観点に立って他者と集団との関係をとらえることができる段階です。
この段階は固定しているものではなく変化しています。また各段階の間に位置する場合もあります。
入社3年目の主体性確立の段階をみると平均1.9段階になっています。これは他者に依存したり集団に埋没している段階から自己主張したり自発的に行動しようとしている段階といえます。 

図表 主体性確立の段階


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